補聴器には、アナログ製品とデジタル製品があります。現在、主流となっているのは、デジタルの方です。
補聴器を使っていると、音が大きくなって音を拾いやすくなるけれど、その分雑音も大きくなってうるさくなる、というイメージがあります。雑音がうるさくなるので、補聴器を使うのをやめたという話もよく聞きます。これは、アナログ製品の性質です。デジタル製品を利用すれば、この問題は解決できます。
アナログの場合、音量、音質、音の増幅をアナログ信号のまま行います。
ですから、ボリュームを上げれば、全ての音がそのまま大きくなってきてしまいます。この欠点を補ったのがデジタル製品です。デジタルの場合、マイクロチップを製品に組み込みます。とても小さなチップですが、性能に優れています。
マイクロチップを装着した機器は、聞こえてきたアナログ信号をいったんデジタル処理してデジタル信号にし、必要なものだけを取捨選択して、再びアナログに戻して耳元に流してくれます。たとえば、屋外で人と会話しているとき、通りを走っている車の騒音はいらないものなのでシャットアウトし、目の前にいる人の声だけを選択して増幅させます。
電話をする際の、ハウリングと呼ばれるピーピー音は耳障りなものですが、なるべく聞こえないようにすることができます。
料金だけ見れば、アナログのほうが安いのです。しかし、メリット、ずっと使い続けられるかという観点でみれば、デジタルの方が利点は大きいのではないでしょうか。
